茶杓買取

茶杓を高価買取いたします

茶杓は、作者・銘・節の有無・素材などによって評価が大きく変わる茶道具です。箱がない、使い込まれているといった状態でも、思わぬ価値が見出されることがあります。ご自宅に眠る茶杓がございましたら、流派や作家背景まで丁寧に拝見し、茶道具専門の視点で適正に査定いたします。まずはお気軽にご相談ください。

茶杓について

茶杓(ちゃしゃく)は、抹茶を茶入棗(なつめ)からすくい、茶碗に移すために用いられる、茶道に欠かせない道具です。見た目は細く簡素ですが、茶の湯の精神をよく表した、奥深い存在といえます。素材には主に竹が用いられ、竹の節や皮の残し方、削りの柔らかさによって、それぞれ異なる表情を持ちます。

茶杓の形は大きく「真(しん)行(ぎょう)草(そう)」という格に分けられ、格式の高い正式な茶会から、やわらかな雰囲気の席まで、場に応じて使い分けられます。また、先端のすくう部分は「櫂先(かいさき)」と呼ばれ、抹茶を美しくすくえるよう、繊細な曲線で仕上げられています。

さらに茶杓の大きな魅力は、作者の存在です。千利休をはじめとする歴代の茶人や、著名な宗匠が削った茶杓には銘(名前)が付けられ、書付や箱書とともに伝えられてきました。これらは単なる道具を超え、精神性や美意識を宿した美術工芸品として高く評価されます。

茶杓の種類(竹)

茶杓は主に材質によって分類されます。なかでも最も多いとされる「竹」製のものは、節の位置・数により以下のように分類されます。

中節

中節

中節(なかぶし)の茶杓は、竹の節が柄の中央付近に残された形式の茶杓を指します。茶杓は一本の竹から削り出されますが、その際にどの位置の節を生かすかによって、全体の印象や趣が大きく変わります。中節は穂先や切先から程よく距離を保った位置に節があるため、姿が安定し、視覚的にも調和の取れた形となるのが特徴です。

茶の湯の世界では、節は単なる構造ではなく、竹という素材が持つ自然の「景色」を表す重要な要素と考えられてきました。中節の茶杓は、その節が主張しすぎることなく全体に溶け込み、静かで品のある佇まいを生み出します。このため、千利休以降の茶の湯の美意識とも親和性が高く、歴代の茶人に好まれてきました。
実用性と鑑賞性のバランスにも優れており、日常の茶会から正式な席まで幅広く用いられる点も中節の魅力です。中節の茶杓は、竹の自然な表情と人の手による造形が調和した、茶の湯を象徴する存在といえるでしょう。

二ツ節

二ツ節

二ツ節(ふたつぶし)の茶杓とは、一本の竹の中に二つの節を残して削られた茶杓を指します。多くの茶杓が一本の節を生かすのに対し、二ツ節はあえて二つの節を取り込み、竹本来の骨格や力強さを前面に表した点に大きな特徴があります。その姿はやや野趣を帯び、自然の素材感がより強く感じられます。

茶の湯の歴史において、節は単なる構造ではなく、自然そのものを象徴する「景色」として重んじられてきました。とくに二ツ節の茶杓は、千利休以降に確立した侘びの美意識と深く結びつき、整いすぎた美しさを避け、自然の不均衡や偶然性を尊ぶ姿勢を体現したものとされています。あえて扱いの難しい素材を選ぶことで、亭主の美意識や思想を示す道具でもありました。

そのため二ツ節の茶杓は、格式張った場よりも、趣向を凝らした席や通好みの茶会で用いられることが多く、茶人の個性が色濃く表れる存在といえます。中節とは異なる魅力を持つ、奥行きのある茶杓です。

無節

無節

無節(むぶし)の茶杓とは、竹の節をあえて用いず、節と節の間の部分のみから削り出された茶杓を指します。節が見えないため姿はすっきりとしており、装飾性を抑えた静かな佇まいが特徴です。一見すると簡素ですが、その簡潔さこそが無節の茶杓の魅力といえます。

茶の湯の歴史において、節は自然の景色として重んじられてきましたが、同時に「余分なものをそぎ落とす」美意識も大切にされてきました。無節の茶杓は、そうした思想を象徴する存在で、千利休の時代以降、簡素・清廉を尊ぶ席で好まれたと伝えられています。節を排した姿は、作為を感じさせず、道具そのものが主張しすぎないため、点前や茶碗を引き立てる役割を果たします。

無節の茶杓は、華やかさよりも静けさを尊ぶ茶会や、初心に立ち返るような場にふさわしい道具です。控えめながらも深い精神性を宿した、茶の湯らしい一本といえるでしょう。

櫂先の形による茶杓の種類

茶杓は先端の「櫂先」の形にも様々な特徴があります

茶杓の櫂先

茶杓は一見すると似た道具に見えますが、櫂先の形には明確な違いがあり、見た目の印象や使い心地、さらには流派や時代性を読み取る重要な手がかりとなります。

丸型(まるがた):最も一般的で標準的な形です。先端がなだらかな曲線を描いており、穏やかで優しい印象を与えます。
兜巾形(ときんがた):中央が山のように尖っている形です。山伏が頭にかぶる「兜巾」に似ていることからそう呼ばれます。力強く、凛とした印象があります。
一文字形(いちもんじ):先端が水平に近く、一直線に切り落とされたような形です。千利休が好んだとされる形の一つで、潔く、すっきりとした美しさがあります。
左肩下がり:先端の左側が少し削られ、右上がりのようにも見える形です。手仕事の「ゆらぎ」や「遊び心」を感じさせ、粋で風流な趣があります。

茶杓についてよくある質問(Q&A)

古い茶杓でも買取できますか?

はい、買取できます。茶道具は古いからといって価値が下がるというわけではありません。特に古美術永澤では古いお品を得意としておりますので、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

箱がない茶杓でも買取できますか?

はい、箱がない茶杓でも買取は可能です。
茶杓の価値は、箱の有無だけで決まるものではなく、竹の質や節の位置、造形の美しさ、そして作者や時代背景など、道具そのものの魅力を総合的に見て判断されます。実際、古い茶杓の中には、使い込まれた結果として箱が残っていないものも少なくありません。

ただし、箱書や書付が残っている場合は、作者や由来を確認できるため評価の材料となります。そのため、箱がある場合に比べると査定額に差が出ることはありますが、箱がないからといって評価できないわけではありません。まずは現物を拝見し、状態や特徴を丁寧に確認したうえで査定いたします。

茶杓と茶匙(ちゃさじ)の違いは何ですか?

茶杓は抹茶をすくうための道具、茶匙(ちゃさじ)は煎茶や紅茶の葉をすくうための道具とされています。茶杓は形状としては細長く、先端が緩やかに曲がっており、茶さじは小さなスプーン状のものが多くなっています。また、材質も異なり、茶杓は竹が主流で(象牙や木製もあり)、茶匙は金属・プラスチックのものが主流です。

茶杓に値段の差が出るのはどんな点ですか?

茶杓の価格は、いくつかの魅力が重なり合うことで評価が高まります。
とくに重視されるのは、作者や由来が分かるかどうか、竹の表情の美しさ、そして節の位置や全体の造形です。中節や二ツ節のように、竹の節を景色として生かした茶杓は、茶人の美意識が感じられる点として評価されやすくなります。

また、箱書や書付が残っている場合は、誰の作で、どのような趣向で用いられてきたかを知る手がかりとなり、道具としての価値がより明確になります。加えて、長年大切に使われてきたことが伝わる自然な風合いや、手になじむ姿も重要なポイントです。

茶杓は見た目の豪華さよりも、背景や物語性が評価につながる道具です。一点一点に異なる魅力があり、そうした要素の積み重ねが価格の違いとして表れます。

お稽古用の茶杓ですが買取できますか?

はい、お稽古用のお道具でも問題なくお買取りしております。

お稽古用だから…と謙遜される方が多いのですが、

実際にはお稽古用の茶杓を探している方や、実用目的で茶道具を求めている方も多くいらっしゃいます。

ご自宅で使わなくなった茶杓や、整理をお考えの茶道具がございましたら、
お稽古用・普段使いのお品でも是非お気軽にご相談ください。

ご相談・お申込みはこちらまで

ご相談・お申込み

経験豊富なオペレーターがご対応します

0120-08-5108 営業時間 : 8:30〜17:30 年中無休 買取も、年中無休でご訪問

お電話以外での査定依頼

品数の多い方おすすめ

毎月、東京目白で開催

LINEで画像を送るだけ

フォームから画像送信

査定料、訪問料は不要です。お気軽にご相談ください。

ご相談・お申込みはこちらまで

ご相談・お申込み

経験豊富なオペレーターがご対応します

0120-08-5108

営業時間 :8:30〜17:30 年中無休

お電話以外での査定依頼

品数の多い方おすすめ

毎月、東京目白で開催

LINEで画像を送るだけ

フォームから画像送信

査定料、訪問料は不要です。お気軽にご相談ください。

出張買取

美術品の時価評価が必要な皆さまへ

相続や企業の帳簿価格の見直し等で必要な美術品・骨董品の時価評価は、「美術品評価サービス」がございます。

美術品評価サービスについて

選べる買取方法