油絵買取
豊富な取扱実績と専門知識で価値を見極めます

古美術永澤では、油絵の買取に力を入れています。
長年数多くの作品を取り扱ってきた豊富な実績と経験で、人物画、静物画、風景画、動物画、抽象画など、時代や作家を問わず、さまざまなジャンルの油絵を高価買取いたします。
近代有名作家はもちろん古い時代の油絵も、ぜひ古美術永澤にお任せください。
油絵とは
油絵とは ― 絵画の世界を変えた技法

油絵は、絵の具に植物の油を混ぜて描く技法です。
この「油絵の具」は、乾きがゆっくりで、重ね塗りができるのが最大の特徴です。
光を透かすような深みのある色合い、質感の豊かさ、筆のタッチの力強さ、
これらが油絵ならではの魅力です。
油絵の具の誕生と発展

油絵の起源は中世ヨーロッパまでさかのぼりますが、15世紀にフランドル地方(現在のベルギー周辺)でヤン・ファン・エイクらが技法を確立したことで、世界中に広まりました。
それまで主流だったテンペラ画(卵を使う絵の具)に比べ、油絵は発色が美しく、修正がしやすく、耐久性も高いという画期的な特徴を持っていました。
チューブ絵の具の登場と大衆化

19世紀、油絵の具が金属チューブ入りで販売されるようになったことで、画家たちは外へ出て、風景をその場で描けるようになりました。クロード・モネやルノワールなどの印象派画家が活躍したのも、この「チューブ絵の具の誕生」が大きなきっかけです。
携帯できる絵の具の登場は、絵画の表現を屋内から屋外へと解き放ったのです。
現代の油絵の魅力

今日でも油絵は、世界で最もポピュラーで評価の高い絵画形式のひとつです。アクリル絵の具などの新素材が増えても、油絵の「時間とともに深まる色合い」や「筆致の立体感」は他に代えがたいものがあります。適切に保存すれば数百年先まで色彩を保つ耐久性もあり、美術館から現代作家の作品まで、幅広い層に支持されています。
また、2025年の市場でも油絵は、一点物の芸術として資産価値が安定しているジャンルです。質感や色の厚みが写真やデジタルでは再現しきれないため、実物を見る体験そのものが貴重であり続けています。
油絵の保存方法
油絵は生きています。 適切な湿度・温度と少しの手間で、数十年後もその美しさを保てます。 大切な作品ほど、飾りながら守ることが一番の保存法です。
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日光を避ける
油絵は紫外線に弱く、退色や黄変の原因になります。 日光の当たらない壁や、UVカットガラス付きの額で保護しましょう。
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湿度・温度管理
湿気が多いとカビ、乾燥しすぎると絵具やキャンバスが割れる原因になります。 湿度40〜60%、室温18〜25℃を目安に保ちましょう。
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埃を払う
画面の埃は油膜を傷めることがあります。 柔らかい筆や羽根ばたきで軽く払うだけで十分です。 濡れ布で拭くのは絶対にNGです。
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額・裏面の点検
額縁の内部や裏板にカビが生えやすいため、年に1度は裏面を確認しましょう。 湿気を感じたら早めに乾燥剤を交換してください。
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暖房・エアコンの風に注意
熱風や乾燥した風は、絵の具の層を縮ませひび割れを招きます。 暖房・エアコンの吹き出し口から離れた場所に飾りましょう。
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長期保管は
新聞紙や段ボールは酸性で絵を傷めるため使わない方が良いです。 中性紙や不織布で包み、立てて保管します。 横置きは重みでキャンバスがたわむ原因になります。
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クリーニングは専門業者へ
表面が白っぽく曇ったり、絵具が浮いている場合は自己処理せず修復専門家に相談を。 適切なクリーニングで美しさを長く保てます。
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時々飾る
空気や光を完全に遮断するより、適度に人の目に触れる環境の方が絵が長持ちします。 生活空間に飾りながら、定期的に状態を観察しましょう。
油絵 買取実績
お買取りさせていただきました油絵の一例です。
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