茶掛買取
茶掛を高価買取いたします

茶掛は、茶室の床の間に掛けられ、その日の趣向や季節、亭主の心を静かに伝える大切な存在です。禅語の書が基本とされますが、達磨図や円相、松竹梅などを描いた絵の茶掛も多く用いられます。いずれも写実性より象徴性や余白を重んじ、見る人に多くを語らず想像を委ねる点が特徴です。古美術に精通した専門の視点で、一点一点丁寧に拝見し、適正に査定いたします。まずはお気軽にご相談ください。
茶掛について
茶掛とは

茶席において、床の間に掛けられる掛け軸を「茶掛(ちゃがけ)」と呼びます。茶の湯の世界では「第一の道具」と尊ばれ、その日の趣向や亭主が客人に伝えたいメッセージを象徴する、極めて重要な役割を担っています。
その多くは、禅の教えを記した「墨蹟(ぼくせき)」です。「日々是好日」のように、縦一列に書かれた力強い言葉の一行書や、絵とその内容を補完する言葉が添えられた「画賛(がさん)」などがあります。
これらは単なる美術品ではなく、その空間の主題を提示するものです。
客人はまず茶掛を拝見し、そこに込められた季節感や精神性を感じ取ることで、日常を離れた茶の世界へと没入していきます。
茶掛の種類(表装の格)
茶掛は表装の違いにより「真(裱褙(ひょうほえ))」「行(幢褙(どうほえ)」「草(輪褙(りんほえ))」の三つの格に分けられます。
「真(裱褙(ひょうほえ))」

中央の本紙をグルリと囲うように表装されているのが「真(裱褙(ひょうほえ))」と呼ばれるものです。
神号・仏号・仏画などに多く使われます。
本紙の左右の部分は細い仕立てのものも多く、分かりづらいかも知れませんが、よく見ると本紙の上下の部分と同じ模様であることが分かります。
この囲っている部分は正確には「中回し(ちゅうまわし)」「中縁(ちゅうべり)」などと呼ばれます。
有職文様など、公家社会から続く伝統的な文様や、華やかな柄が使われます。
・宝相華(ほうそうげ)
・七宝
・花菱文
・宝尽くし
・亀甲
わび・さびの精神を持つ茶席では一見、主張が強すぎるよう見えますが、正月や婚礼など、華やかな場で使われます。
「行(幢褙(どうほえ)」

本紙に上下の「一文字」だけが付き、左右には無いのが「行(幢褙(どうほえ)」と呼ばれます。
日本の掛軸で最も多く普及しているのがこの表装といわれます。
中回しには以下のような柄が使われます。
非常に多種多様な柄がありますが、季節や場に合わせやすい唐草文様が特に人気です。
・唐草文様
・間道(かんどう)
・遠山文(とおやまもん)
・青海波(せいがいは)
「草(輪褙(りんほえ))」

本紙の左右の中回し部分を細くしたものを「草(輪褙(りんほえ))」と呼ばれます。
茶掛として使うことを想定している掛軸は、最初からこの表具のものが多いです。
柄は「行(幢褙(どうほえ)」と似たものや、控えめに無地のものもあります。
・紗綾形(さやがた)
・小花唐草(こばなからくさ)
茶掛の題目(禅語)

茶掛には「一行書」「墨跡」という文字のみの掛物が多くあります。
その内容は基本的に禅語ですが、四字熟語や季節に合った言葉など多彩です。
中でも以下のようなものが題目として人気で、掛軸にこれらのような言葉が書かれていたら、茶掛として使われていた可能性が高いです。
・和敬静寂(わけいせいじゃく):「和」は主人と客・道具や季節が一体化し、調和する様。
「敬」は互いを尊重し、人や道具に敬意を払うこと。
「清」清浄・心や道具や場に汚れの無い様。
「寂」何事にも動じない静寂な心、茶道の極致。
・一期一会(いちごいちえ):(茶席で)会う人との出会いは、一生に一度のものであると考え、大切に相手をもてなすべきである。
・日々是好日(にちにちこれこうじつ):どんな一日も尊い。
・且坐喫茶(しゃざきっさ):まぁ座ってお茶でも一服どうぞ。
・松無古今色(まつにここんのいろなし):季節によって変わらない松の色のような平常心。
・秋山風月清(しゅうざんふうげつきよし):秋の山で風が吹き抜け、月が清らかに輝いているように、煩悩や執着のない心。
・平常心是道(へいじょうしんこれどう):日常の心こそが悟りへの道。
・峰上飛白雲(ほうじょうひはくうん):山頂の白い雲が飛び去って行くように清々しい無心の境地。
茶掛として重宝する方も多いので、ご不用の掛軸の中にこれらの題目がありましたら、是非お気軽にご相談ください。
茶掛についてよくある質問(Q&A)
茶掛とは何ですか?
茶掛とは、茶室に掛けるための掛軸のことです。
主に禅語や和歌、季節の言葉などが書かれており、茶席の主題や亭主の心を表す重要な道具です。茶道においては「茶掛一幅、釜一つ」とも言われるほど、席の中心的存在とされています。どんな茶掛が高く評価されますか?
主に以下のような作品が評価対象になります。
大徳寺など著名寺院の高僧による墨蹟
千家ゆかりの茶人の書
有名書家による作品
箱書きや極書が明確なもの
とくに「誰が書いたか」が査定の大きなポイントになります。
作家が分からない茶掛でも売れますか?
はい、お買取り可能です。
無名と思われていた作品が、調査により僧侶や書家の真筆と判明する例もあります。
落款や印章が読めない場合でも、そのままご相談ください。シミや傷みがあっても買取できますか?
多少のシミや折れ、ヤケがあっても査定可能です。
ただし、本紙の大きな破れ
強いカビ
表装の大きな損傷
などは減額要因になることがあります。
修復せずにそのままお見せいただく方が適切な評価が可能です。茶掛の真・行・草は価格に関係しますか?
形式よりも作者と真贋が重視されます。
ただし、正式な茶事向けの格調高い作品は市場需要が高い場合があります。茶掛は出張買取できますか?
はい、点数が多い場合や大型の掛軸がある場合は出張査定が便利です。
茶道具一式まとめてのご相談も歓迎しております。茶掛にはどんな言葉が選ばれますか?
もっとも多いのは禅語です。
たとえば「一期一会」「和敬清寂」「日々是好日」などが代表的です。そのほかにも、
季節の漢詩
和歌
俳句
茶人の消息(手紙)
などが用いられます。
茶掛は誰の書が良いとされますか?
一般的には以下が好まれます。
禅僧の墨蹟
茶人の筆
著名な書家の作品
とくに大徳寺の高僧の墨蹟は茶席で重んじられます。
ただし、格式よりも「その席に合っているか」が最も重要です。茶掛は季節ごとに変えますか?
はい、変えるのが基本です。
春:花や希望を感じる語句
夏:涼やかさを表す語句
秋:実りや月に関する語句
冬:厳しさや静寂を感じる語句
茶事ではその日の天候や客の顔ぶれに合わせて選ばれることもあります。
茶掛の「真・行・草」とは何ですか?
掛軸の格式を示す区分です。
真:正式な茶事向け。格調高い表装。
行:やや柔らかい格式。
草:軽やかな席向き。無地や素朴な表装が多い。
茶事の種類や流派によって使い分けられます。
茶掛のサイズに決まりはありますか?
明確な規定はありませんが、
茶室の床の間の大きさに合わせた「半切」サイズが多く見られます。小間ではやや小ぶりのものが好まれる傾向があります。
茶掛はどのように保管すればよいですか?
湿気を避ける
防虫対策をする
巻いた状態で桐箱に収納する
墨は湿気に弱いため、定期的に風を通すことが大切です。
茶掛の買取強化作家・書付者
代表的な作家や書付者の例となります。掲載していない作家のお品も買取いたします。
- 一休宗純
- 沢庵宗彭
- 江月宗玩
- 小堀泰巌
- 立花大亀
- 松長剛山
- 細合喝堂
- 福本積應
- 小田雪窓
- 白隠慧鶴
- 仙厓義梵
- 隠元隆琦
- 木庵性瑫
- 鉄眼道光
- 小堀遠州
- 片桐石州(片桐貞昌)
- 松平不昧
- 良寛
- 貫名海屋
- 中林梧竹
- 日下部鳴鶴
- 比田井天来
- 手島右卿
- 横山大観
- 竹内栖鳳
- 川合玉堂
- 富岡鉄斎
- 橋本関雪
- 夏目漱石
- 武者小路実篤
- 北大路魯山人
- 千利休
- 少庵宗淳
- 元伯宗旦(咄々斎)
- 江岑宗左(逢源斎)
- 仙叟宗室(臘月庵)
- 一翁宗守(似休斎)
- 良休宗左(随流斎)
- 常叟宗室(不休斎)
- 文叔宗守(許由斎)
- 原叟宗左(覚々斎)
- 泰叟宗室(六閑斎)
- 真伯宗守(静々斎)
- 天然宗左(如心斎)
- 竺叟宗室(最々斎)
- 堅叟宗守(直斎)
- 件翁宗左(啐啄斎)
- 一燈宗室(又玄斎)
- 休翁宗守(一啜斎)
- 曠叔宗左(了々斎)
- 石翁宗室(不見斎)
- 仁翁宗守(好々斎)
- 祥翁宗左(吸江斎)
- 柏叟宗室(認得斎)
- 全道宗守(以心斎)
- 瑞翁宗左(碌々斎)
- 精中宗室(玄々斎)
- 一叟宗守(一指斎)
- 敬翁宗左(惺斎)
- 直叟玄室(又玅斎)
- 聴松宗守(愈好斎)
- 無盡宗左(即中斎)
- 鉄中宗室(圓能斎)
- 徳翁宗守(有隣斎)
- 宗左(而妙斎)
- 碩叟宗室(淡々斎)
- 不徹斎宗守
- 宗員(猶有斎)
- 汎叟宗室(鵬雲斎)
- 宗屋(随縁斎)
- 玄黙宗室(坐忘斎)






